2017年 05月 10日

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第4話 「えっ、いれるの?わたしが?」はじめての逆AFに挑戦も……(後編)

夏目あん

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五反田のラブホテルの前で車は止まった。

「ここの503。頑張ってきてね」
「はい、頑張ってきます」

自動ドアから中に入り、エントランスを素通りしてエレベーターに乗ろうとすると、

「お客さん?!どちらにいかれるんですか?」

と、無人のフロントの奥から中年女性の声で呼び止められる。

「あ、えっと」
「部屋番は」
「503です」

このときのわたしは、部屋番号をフロントに伝えなければわからないことすら知らなかった。あのドライバーも教えてくれればよかったのに……。




「ご指名ありがとうございます。Mと申します」用意していたとびっきりの笑顔を顔に貼り付ける。二本目のお仕事。まだ緊張はする。
「おー、待ってたよ」中で待っていたのは、かなり太目の中年男性。
「わたし、新人なんですけど、がんばりますので、どうぞよろしくお願いします」

大丈夫、デリバリーでもなんら変わらない。やることは一緒だ、と思う。
キスをすると、つんとアルコールの臭いがする。
お客さんの手がスカートの中に伸びてきて、パンツの上からわたしのものを撫でる。手の動きはだんだん激しくなって、やがて大きくなったものをパンツの中から取り出す。にぎる。

「……おお、いいねえ。これはいい」

「なにがです?」息を荒くしながらわたしは尋ね返す。

「太くて、長い。立派だ。立ち上がってごらん」

立ち上がると、100パーセントになったわたしのものが勝手にミニスカートをたくし上げている。

「これはいいね。写真に撮りたい。そして、ぶち込んでほしいね……」
「がんばりますね……」

わたしは唾を飲み込みながら答えた。ついにきた、逆AF希望のお客さん。


全身リップ、フェラ、一通りのことをしたものの、お客さんのPは常に半勃ちの状態。「僕はアナルをされないと硬くならないんだ」という。アナルプレイでしか感じられないとは、なんとも哀れなカラダだ。
それならばと、お客さんの両足を抱え、身体を折り曲げる。
うっ、重い……。
いや、くじけてはいけない。これまで自分がされてきたことを、逆にすればいいのだ。簡単なことではないか。
しかし、さっきは完全に硬くなっていた自分のものは、情けなくもしおれていた。これではアナルにいれることはできない。いったんお客さんの足を置き、自分で刺激する。そしてもう一度。

(は、入らない……。)

何度挑戦しても駄目だった。
このときのわたしは自分のものを硬くし続けるコツも、お客さんのアナルを柔らかくするコツも、挿入しやすい体勢を持続するコツも知らなかった。後から思えば、うまくいくはずがなかった。
お客さんは起き上がり、わたしの頭を撫でる。

「ありがとうMちゃん。一生懸命してくれて。もういいよ。指を入れながらテコキしてくれる?」
「ごめんなさい……」

わたしは泣きそうだった。せっかく指名してくれたのに、期待してくれたのに、三万円も払ってくれたのに、申し訳ない……。

「謝らなくてもいいよ。今日は楽しかったから」


初日は、結局もう一本入った。
水商売4日分の稼ぎをたった6時間の待機で手に入れた。
うれしかった。
ぜんぜん嫌な仕事じゃないと思った。
清算を終えて事務所を出ると、急にお腹が減ってきた。久しぶりに回らないお寿司を食べよう。自分で稼いだお金で。


文|夏目あん

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このコラムを書いた人

夏目あん

「都内NHヘルス勤務の「ツイてる」風俗嬢。 実は東大卒という異色の経歴を持ちながら、 ホステスから風俗と夜の世界を渡り歩く。 乳あり下あり、SとM、タチとネコの両方をこなし、 発射もしてしまうユーティリティープレイヤー」

夏目あん

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